R-1グランプリ2021が番組進行グダグダで批判、優勝者に疑問の声も

ピン芸の日本一決定戦『R-1グランプリ2021』の決勝が、7日19時からにフジテレビ系で生放送され、関東地区の世帯平均視聴率が6.6%、個人平均視聴率が4.1%と、過去最低の視聴率となっていました。

 

また、関西地区の平均世帯視聴率も10.6%と、2年連続での平均10%台で数字獲得に苦戦しており、ネット上では今年も『R-1グランプリ』に対して厳しい声が多く上がっています。

今年からルールが改正、司会者も新たに霜降り明星と広瀬アリスが務めた

『R-1グランプリ』は吉本興業主催で2002年からスタートし、今年から大会名が『R-1ぐらんぷり』→『R-1グランプリ』に変更されるとともに、これまでは芸歴に制限なくベテラン芸人でも出場が可能でしたが、今年より出場資格はプロが芸歴10年目以下、アマチュアは出場回数が10回以内となりました。

 

さらに、審査方法も従来の3ブロックの“勝ち抜き方式”から変更となり、今年から出場者1人ずつ点数がつくことになり、最終的に点数の高かった3人がファイナルステージに勝ち進み、そこで披露したネタの点数によってチャンピオンが決まる方式になりました。これは『M-1グランプリ』とほぼ同様の審査方式です。

 

また、番組の司会は2004年の第2回大会から2019年まで雨上がり決死隊、昨年は雨上がり決死隊・蛍原徹さんと霜降り明星・粗品さんが務めていましたが、今年は霜降り明星と女優・広瀬アリスさんが起用されました。

今年の優勝者はゆりやんレトリィバァさん!他の決勝進出者は?

今年の『R-1グランプリ』には2746人が参加し、以下の9名が決勝に進出を果たします。

  • ZAZYさん
  • ゆりやんレトリィバァさん
  • 吉住さん
  • 土屋さん
  • 高田ぽる子さん
  • 森本サイダーさん
  • かが屋・賀屋壮也さん
  • 寺田寛明さん
  • kento fukayaさん

これに加えて、マツモトクラブさんは敗者復活で決勝に出場となりました。

そして、ゆりやんさんが3年ぶり5回目の決勝進出で悲願の初優勝を果たし、は2017年に『女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝しており、史上初の2冠を達成しました。

今年のR-1は炎上した?

昨年までは審査員に、桂文枝や関根勤、久本雅美らベテラン勢が顔をそろえていたました。

 

しかし、今年は16回大会から出演する陣内智則さんと、17回大会から出演する友近さんのほか、麒麟・川島明さん、古坂大魔王さん、ハリウッドザコシショウさん、ホリさん、マヂカルラブリー・野田クリスタルさんの5人が新たに審査員に就任し、フレッシュな顔ぶれに変更されました。

 

しかし、これに対して放送前からネット上では賛否の声が上がっており、そして実際に放送された際も、審査員関連での批判が多く見かけられました。

 

お笑い賞レースでは、ネタに対する審査員の批評も注目を集めるポイントで、M-1でも上沼恵美子さんに注目が集まっていたのが記憶に新しいです。

 

しかし、今回のR-1グランプリでは時間が押していたせいか、審査員がコメントする時間がほぼなかった点で視聴者から「審査員にしゃべらせろよ」と不満の声が多数見かけられました。

進行に批判多数

この他にも今年のR-1グランプリでは批判が集まっています。

 

ネタを披露し終えた芸人が待機する暫定ルームには、おいでやす小田さんが中継レポーターとして待機していると番組冒頭で紹介があったものの、その後、小田の出番は一切ありませんでした。

 

これに対して小田さんはなんのためにいたの?と怒りの声が上がっています。

 

他にもTwitterからの視聴者投票を、広瀬アリスがタブレット端末を操作しながらリアルタイムで集計していたのですが、接続不良などで集計がフリーズ。生放送にもかかわらず、進行が止まる場面がありました。

 

これに対しても進行が悪いという批判が集まり、スタッフ、そしてタブレットを操作していた広瀬アリスさんにも批判の声が上がっています。

 

昨年は、ネタに対して「レベルが低い」という批判は今年も同様にありましたが、決勝出場者のネタに対する批判だけでなく、番組制作サイドへの批判も多く見受けらたのが大きな炎上の原因でしょう。

最後に

今年のルール改正は結局よかったのか悪かったのかはまだなんとも言えない部分はありますが、ネタを若手に絞ってスポットを当てるのが進行で台無しにしてしまった感は否めません。

 

今後、霜降り明星のMCのスキルが向上することとスタッフの確認、徹底したリハーサルなどを行い改善されることを願います。